2014/07/19

インタビュー和訳:Metal Choc(2007)

勝手にLupus Dei強化月間,第3段は2007年のインタビューを紹介します(´▽`)
前回の長編和訳が2005年のインタビューでしたので,おおよそ2年後のマシューによる語りになります。

今回は短めの記事となっておりますが,彼らの音楽からも分かるように,本当に揺るぎない信念を持ち合わせているのをひしひしと感じます。好きです(突然の告白)

いつものことながら,怪しい翻訳となっておりますのでご注意ください・・・

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掲載サイト:Metal Choc
掲載日:
掲載元:Interview Powerwolf
取材日:2007年
インタビュアー:
インタビュイー:Matthew Greywolf

photo by Powerwolf
MC:“Lupus Dei”という新しいアルバムについてお話を聞かせてください。

マシュー:メタルであり,不吉で暗く,メロディックで野性的・・・つまり,ヘヴィー・メタルに対する愛の宣言!

MC:レコーディングはどうでしたか?

マシュー:俺たちのレコーディングは,ドイツ内の数か所のスタジオと,古い教会で行われたんだ。とりわけ教会でのレコーディングは俺たちにとって本当に特別な経験で,漂う独特の雰囲気はとても感動的だった。メタルバンドが教会をレコーディングに使う,ということを保守的な人々に納得してもらうのは大変だったけれど,全ての仕事に価値があったと思っているよ。俺たちはアルバムのミックスのために,最終的にはスウェーデンにあるスタジオへと向かった。フレドリック・ノルドストロームと一緒に,スタジオ・フレッドマンへと。彼のミキシングは驚異的だ。俺たちは“Lupus Dei”のサウンドが本当に気に入ってる。パワフルで野性的なサウンドは,大部分のメタルに見られるような落ち着いているサウンドとは違うんだ。

MC:作業はどのように進めたのですか?

マシュー:俺たちが曲を描くのは,一つの部屋に5名の狼が集まった時だけ。その雰囲気と,心と,その時に起こる一種の現象が関係してる。5名みんなで曲を作った時にだけ引き起こされる感覚が,俺たち,つまりはPowerwolfの曲には欠かせないものなんだ。

MC:歌詞についてお聞きします。何からインスピレーションを得ているのでしょう?

マシュー:聖書とメタルから。二つを比較してみると,多くの類似点に気づくよ。

MC:アートワークは誰が担当したのですか?

マシュー:アルバムジャケットはニクラス・スンディンが担当してくれて,ブックレットと,ディスクのデザインが俺。このアートワークは本当に名作だよ。シンプルだし,イコン(聖画)みたいだろ?

MC:このアルバムはスタジオ・フレッドマンで,フレドリック・ノルドストロームによってミキシングされたんですよね。もう少しお話を伺っても?

マシュー:うん,フレドリックは俺たちのデビューアルバム“Return in bloodred”も担当してくれているから,アルバムには彼が必要だって皆が感じてる。それに,彼は俺たちと同じくらいのメタル患者で,俺たちと同じようなユーモアを持ち合わせてる。アルバムの作業で重要だったのは,自分自身とその音楽に(声をあげて)笑えるってことで,フレドリックは正にそう考えている一人だった。彼にとってもPowerwolfのサウンドにとっても,それがとっても大事なことだったんだ。

MC:“Lupus Dei”の中で気に入っている曲はありますか?またその理由は何でしょう?

マシュー:時によって変化はするけど,“Prayer in the dark”はPowerwolfの全てが詰まった1曲なんだ。讃美歌的な美しいコーラス,古き良きメタルの歌詞,聖歌コーラスのようなドラマティックな要素と,Iron Maiden調のギター。グッとくるね!

MC:あなたの音楽を言葉で表すなら何でしょう?

マシュー:不吉,野性,闇・・・正にヘヴィー・メタルがそうであるように。

MC:あなたが好きなバンドとアルバムは何ですか?

マシュー:そうだな,聞いたら納得すると思うけど,Iron maidenと,オジーが在籍していた時のBlack Sabbathと彼のソロアルバム,それからMercyful Fateだ。したがってお気に入りは“Diary of a madman”や“7th son of a 7th son”といったアルバム。俺たちはいつもツアーバスの中でこのアルバムを聴いて過ごしてるよ。

MC:世界のメタル音楽の動きについて,あなたの意見を聞かせてください。

マシュー:素晴らしいよ。世界中にいる全てのメタルファン達に目を向けてほしい。彼らにとっての音楽は,彼らにとっての宗教であり,それが生活にも反映されているんだ。それって凄いことだろ?狼もその一部になっていることを誇りに思うよ。

MC:最初のライブを覚えていますか?どうでした?

マシュー:最悪,ヒドかった。幸いなことに詳しく覚えていないけどね,ハハ・・・だけど,多分いくつかのショーのことは正確には思い出せないと思うんだ。だってツアーで毎晩のようにライブしてたらさ・・・

MC:ショーやツアーの予定はありますか?

マシュー:ちょうどヨーロッパツアーの段取りをしているところなんだ,まだ確定はしてないんだけどね。Summerbreezeとかの夏フェスを皮切りに,ドイツではGrave Diggerと一緒にライブをすることになってる。今年中に狼が全ヨーロッパを制覇できたないいな!

MC:将来的に計画していることは何でしょう

マシュー:ツアーをすることと,人々にイエスとサタンの両方に同時に拍手させること。善や悪に関わらずね。重要なのは「メタル」であること!

MC:最後に,私のメタル番組“Metal Choc”に一言お願いします

マシュー:メタルを聴いてショックを受けないことを願っているよ(※),沢山のメタルが君たちの元へと集まっているから。常にメタルであり,そして冷静でありながらも信者(読者)にメタルの神を説け!(※管理人注:choc・・・フランス語でshockのこと)

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