ブラジルのロック&メタル情報サイトPortal do Infernoに掲載されているインタビューです♪
インタビュー記事はポルトガル語と英語の両方で記されていますが,冒頭の記載はポルトガル語のみであったため,Googleで英訳したものを基にしております。
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掲載サイト:Portal do Inferno
掲載日:2014年1月12日
掲載元:Powerwolf – Falk Maria Schlegel e Matthew Greywolf
取材日:
写真:Fabiola Santini
インタビュアー: Fabiola Santini
インタビュイー:Matthew Greywolf,Falk Maria Schlegel
Attila Dorn(ヴォーカル),Falk Maria Schlegel(オルガン),Roel van Helden(ドラム),Matthew Greywolf(ギター),Charles Greywolf(ベース)をメンバーとするPowerwolfは,“Preachers of the Night”をリリースした昨年,10年目となるキャリアを迎えた。
Powerwolfは,パワー・メタルとドイツで発展してきたバンドスタイルをルーツとしていて,彼らの歌詞は狼男や吸血鬼といった怪しげな伝説が題材になっている。現在,バンドは新しいアルバムを引っ提げたツアーをヨーロッパで行っており,既にいくつかのフェスティバルやショーを終えたところである。しかし,記者Fabiola Santiniとの対談では,MatthewとFalkの両名ともに南米でのライブに意欲的であることを明かし,ブラジルのファンに何を期待するかを語ってくれた。チェックしてほしい。
2,3年前のことから始めましょう。2011年に“Blood of the Saints”がリリースされた時,いたるところでPowerwolfの人気が爆発しましたね。あなたの母国ドイツでは特に。
ファルク:俺たちは一緒に活動してきて,これで10年になる。“Blood of the Saints”は俺たちの4枚目のアルバムで,処女作ではないんだけど,アルバムを発表する前からPowerwolfに関する噂が大きく広まっていたんだ。俺たちはアルバムのリリースごとに成長していると思う。そうして“Blood of the Saints”で,それまでのアルバムとツアーによって得られたファンと共に,俺たちの人気を押し上げることになった膨大な数のファンを獲得するに至ったんだ。
マシュー:今までのアルバム制作によって,俺たちのスタイルは出来上がっていったんだと思う。多くの人が“Blood of the Saints”を特別な1枚だと認識しているのには,このアルバムを携えたツアーの公演数がとても多かったという事も関係しているんだ。
ファルク:“Blood of the Saints”は,間違いなく,バンドに新しいファンをもたらしたアルバムだ。Powerwolfを知らなかった多くの人々が突然俺たちの存在に気がついて,ライブに足を運び始めた。たぶん,Powewolfが一体どんな奴らなのか見てみたいと思ったんだろうね。
パワー・メタルバンドであるPowerwolfは,同じジャンル内のバンドと比べると,作詞作曲をする上で独特な手法を展開しているように思います。不気味な雰囲気と共に興奮が高まりますが,その特徴はギターとオルガンが一緒に用いられていることにあるのではないでしょうか。
ファルク:バンドのサウンドを作ろうとしたときには,俺たちの音は既に出来上がっていたんだ。新しく作り出す必要なんてないくらいに,全てがしっくりと馴染んでいたんだよ。つまり,今のPowerwolfの音っていうのは,俺たち5人が集まって音楽を奏でたその瞬間に誕生したものなんだ。俺たちは悩まない主義のバンドで,立ち止まったりせずに,次のアルバムをどんな音にしていくか決める。5人の奇抜な考えから生まれたことをやってるだけなんだ。
マシュー:曲作りのためには俺たちの周りに一定の雰囲気が漂うことが必要だから,ツアー中に新しい曲は書かない。各地を回っているときにはそういう雰囲気にならないんだ。
クラシック音楽の経験が?
ファルク:俺たちには無いけれど,アッティラには。俺はただオルガンが弾けるだけ。独学なんだ。
マシュー:おかしなことに,ギタリストの俺が最初に習ったのはオルガンだったよ。その後ギターを選んだけどね。俺たちは古典音楽を学んではいないけど,古典的な方法で楽器を演奏できるようになったんだ。
ドイツのクラシック曲は聴く?
マシュー:正直なところ・・・俺たちは聴かないんだ・・・けれどアッティラは聴いていると思う。
それじゃあ2013年にリリースされた最新アルバム“Preachers of the Night”について。このアルバムの曲は,最近のショーにおいてどのような位置にありますか?
ファルク:素晴らしいものだよ!俺たちが新しい曲を書くときに大切にしていることがある。「俺たちは本当にこの曲をライブで演奏したいか?」って自分に問いかけるんだ。曲作りをそのまま続けて仕上げていくのは,皆が合意した時だけ。そう,つまり“Preachers of the Night”のすべてのトラックは,ライブでやりたい曲でできているんだ。
マシュー:その通り。新しいツアーのセットリストは全曲“Preachers of the Night”から持ってくることもできるけど,ライブの定番曲も聴きたいだろう?
ファルク:セットリストを全て新しいアルバムにすることは非常に難しいね。ライブで新曲を披露できるのはうれしいことだよ。
「狼」がバンドの要素ですが,あなたにとって狼とは精神的なシンボルですか?それとも力強さの象徴ですか?
ファルク:その両方と言えるかな。俺にとって,へヴィー・メタルを象徴した完璧な存在が狼なんだ。強くあり,同時に神秘的でもあるね。
ロンドンの地下のような小さな会場から,Wacken Open Airのような大規模なフェスティバルに至るまで,ここ数年はずっとライブを行っていますね。ライブの習慣となっていることはありますか?それは会場によって違うことですか?
ファルク:ああ,俺たちにはライブ前の習慣にしていることがある。いつでも同じことがね。まず最初に,素晴らしい曲を数曲演奏するんだ。デビッド・ハッセルホフみたいな馬鹿げた曲とか・・・(笑)
デビッド・ハッセルホフ?本当に?
ファルク:本当さ。別に秘密にはしてないよ。
マシュー:スキッド・ロウを演奏するのも好きなんだ。Youth Gone Wildとか・・・
それはいいですね・・・
ファルク:それとボン・ジョヴィ。俺たちを煽り立てる音楽たちなんだ。それから,ステージに立つ前に円陣を組んで叫ぶ。円陣のエネルギーは各々に引き継がれて,俺たちがいつも同じように最高のライブパフォーマンスを行えるようにしてくれる。この習慣は俺たちの最初のライブから始まって,それからずっと続いているんだ。
ファンとの強い絆を感じた国はありますか?
ファルク:どの国のファンも素晴らしいから,それに答えるのは難しいなあ。最近のことに限って言えば,パリでは初めてメインを務めたショーは,それはもう本当に凄かったよ。ギターのメロディーと一緒に歌う大勢のファンを見てとっても驚いた。
マシュー:南アメリカでのライブも,きっと素晴らしいだろうね。
南米を訪れたことは?
ファルク:まだなんだ。
ブラジルでツアーをするとしたら何を期待しますか?
ファルク:ブラジルのファンは,ヨーロッパのファンとはまた全然違うと思う。ブラジルの人々は非常に熱狂的であると知られているね。俺たちの好みだ。きっと俺たちにとっては本当に挑戦になるだろうな。いずれ南アメリカを訪れる日が来るよ!大きな知らせを持ってくるから,ファンのみんなは待っててくれ!
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